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認知症の行方不明者は一刻も早く探すべき!警察への届け出と自分で探す方法

今回は、認知症の患者が行方不明になった場合の対処法を紹介します。
「警察に探してもらうのは申し訳ない」
「大事にしたくない」
と考えて、協力を依頼するのをためらう人も多いのではないでしょうか。

しかし、探し始めるタイミングが遅れるほど、行方不明者を生きた状態で発見するのは難しくなります。

この記事を参考にすれば、認知症の患者が行方不明になったときの対処法が理解できるので、早い段階で探し始めることができ、発見率が高まります。
認知症の患者が身近にいるという人は、早い段階で探し始めることの重要さを覚えておきましょう。

1.認知症だと行方不明になりやすい?

警察の資料を参考にすると、年間8万人以上にのぼる行方不明者のうちの2万人以上が疾病による行方不明者で、その半数が認知症の患者であることが分かります。

つまり、年間で認知症による行方不明者は行方不明者数全体の15%以上、約1万人になるということです。
この数字はこの5年程度で急激に伸びており、超高齢化社会の日本では真剣に考えていくべき問題だといえるでしょう。

(1)認知症からの徘徊から行方不明になるリスク

認知症の人は徘徊することが多く、結果的に行方不明になることが多いです。
認知症になると脳の働きが低下し、目的を持って外出しても自分が今どこにいるか分からず不安になって歩き回ったり、目的そのものを忘れてしまったりします。

認知症になると、現在の居場所や自分の家が分からなくなるだけでなく判断力も落ちるため、人に聞くという判断を下せなかったり地図が読めなくなったりするのです。
帰る場所や外出の目的を忘れてしまい、自分がどこにいるかも分からなくなるため、行方不明になる可能性が高まります。

認知症の人からは目を離さないようにすることが大切ですが、無理に外出をやめさせようとするとストレスや不安がたまって人の目を盗んで外出しようとするなど、逆効果です
認知症の患者が行方不明にならないようにするには、一緒に散歩することを日課としてストレスを減らすようにしましょう。

(2)軽い認知症でも徘徊の危険性あり

認知症だと診断されている患者の場合は、日常で周りの人が目を配ることも可能ですが、
まだ認知症だと診断されてない軽い認知症(MIC = 軽度認知障害)の場合にも気をつける必要があります。

軽い認知症の場合でも、目的があって出かけるのですが急に目的が思い出せなくなったり、自分の居場所が分からなくなって帰り道を探そうとしたりします。
そのように移動し続けて道に迷った結果、事故にあったり熱中症や脱水症、低体温症になったりして命を落とす危険性があるのです。

認知症だと診断されていなくても、物忘れがひどくなるなど認知症の症状が出たら周りの家族が気にかけて一緒に外出したり、スマホなどの連絡手段を持たせたりして行方不明になることを予防することが必要です。

2.認知症の行方不明は一刻を争う事態

認知症の患者が行方不明になったら、早い段階で探し始めることが重要です。
警察の資料によれば、認知症患者は行方不明になると死亡する確率が高いということが分かっています。

行方不明者の発見率は行方不明者届けが受理された当日で約半数が発見され、受理から2日~1週間でその半分が見つかります。
時間が経てば経つほど行方不明者の発見は遅くなり、死亡率が高くなるということです

そのため、認知症の患者が行方不明になったら「すぐに帰ってくるだろう」「警察に届けるほどのことではない」と思わずに、すぐに警察に届け出ましょう。

(1)事故に巻き込まれる可能性

認知症の患者が行方不明になる原因から考えるとイメージしやすいですが、認知症の患者は目的を持って外出したにも関わらず、その目的を忘れてしまいます。
目的を忘れたために帰ろうとしても今度は自宅を忘れてしまったり、自分が今どこにいるか分からなかったりするなど、帰る方法が分からなくなってしまうのです。

その結果、あてもなく歩き続けて発見されたときには泥まみれで、衣服もボロボロだったというケースが珍しくありません。
家や見知った道などを探して歩いているときに、線路に侵入して電車に轢かれたり、車の通りが激しい大通りで車に轢かれたりなど、遺族に損害賠償が発生するような事故にあう可能性も高まります。

(2)ケガや病気のリスク

他にも川に落ちて溺れたり、側溝などにはまって身動きがとれずに衰弱したりする可能性や急な脳梗塞、心臓発作などの危険性もあります。
可能性は低いと思われますが、通り魔に襲われる可能性も捨てきれません。

行方不明者が認知症で正しい判断ができない状態だからこそ、生きた状態で発見するためには早めの判断で動き出すことが重要なのです。

3.警察に届け出る

認知症に限らず、人が失踪した・行方不明になったという場合には警察に届け出ましょう。
認知症の場合は優先して捜査を行う可能性が高いですが、ただの家出や緊急性が高くないと警察が判断すれば、捜査は開始されません。
警察が優先するべきなのは殺人事件などの凶悪犯罪なので、どんなに危険性を訴えても探してもらえないケースも多いのです。

そのような場合でも、警察に届け出を提出することで全国の警察署に行方不明者の情報が共有されるので、検問や見回りなどで目の届く範囲が広がりますし、自分で探すよりは発見できる確率が上がるでしょう。

「警察に届け出たら大事になる」「もう少しだけ待ってみよう」と思っている内に、発見率はどんどん下がっていきます。
身近な人が行方不明になったら、迷わずになるべく早い段階で警察に相談することが大切です。

認知症の行方不明者は探してくれるの?

認知症の患者が行方不明になったことが分かったら、一刻も早く警察に捜索願を提出します。認知症と診断されており、事故にあう危険性があることを伝えれば「特異行方不明者」という緊急性が高い行方不明者として捜査を開始します。

認知症と診断されていない軽い認知症にかかっている人の場合でも、心配だから探してほしい・事故にあう危険性があるということを伝えれば、特異行方不明者として届け出が受理されるでしょう。
行方不明者が認知症の患者であれば、警察が動いてくれる可能性はとても高いので、迷わずに警察に捜査を依頼しましょう。

4.自分で行方不明者を探す方法

警察が動く動かないに限らず、自分でできることもあります。
以下のような捜索で見つかることも多く「警察に届けるまでもなかった」というケースもあるのですが、それは幸運な場合だと思った方がよいでしょう。

(1)情報を知らせる・集める

行方不明者が介護施設やデイサービスにお世話になっている場合は、介護センターや介護士に連絡してみましょう。
自宅から介護施設などに向かっていたり、施設の友人に会いに行ったりしている場合もあります。
また、行方不明者と付き合いのある知人や近所の人、通っている病院に聞いてみるとよいでしょう。

有力な情報を持っていなかったとしても、行方不明になったという情報を知らせておけば、周囲に目を配ってもらえたり見かけた際には知らせてくれたりします。
同様に電車やバスなどの公共交通会社にも連絡して、情報提供や情報共有すると見つかりやすくなります。

(2)自分の足で探す


認知症の行方不明者は、自宅に近い場所で発見されることが多いです。
または家の中でも、倉庫や押入れなどの普段は使っていない場所などから発見されることも珍しくないので、家の中は「こんなところに入らないだろう」という場所まで探しましょう。

家の中以外では、散歩しているルートがあればそこを重点的に探したり、よく行くお店や以前の職場や通勤ルートなどを探したりします。
行方不明者が行ける範囲であれば通っていた学校や生まれ育った場所など、縁のある場所から探すとよいでしょう。

可能であれば町内会や自治会、消防団に近所の捜索を依頼し、自分は家の中や行方不明者が行きそうな場所を探すと見つかりやすくなります。
行方不明になったことがわかってから早い段階で、広範囲を探すことが早い発見につながるのです。

5.探偵に依頼すると見つかりやすい

警察が動く・動かない場合、自分で探す場合でもできることには限界があります。
どれだけ早い段階で探し始めるかが大切ですが、警察は効率が悪いと判断すれば夜間は捜査しませんし、自分で探すとしても大きな労力が必要です。

その点、探偵に依頼するという手段もあります。
警察は刑事事件を専門に扱いますが、探偵は民事的な問題を解決することを専門とするため、人探しのプロだと言えます。警察犬を導入したりドローンなどで上空から広い視野で探したり、張り込みや聞き込みなど、素人では骨の折れる捜査を代わりに行ったりします。

警察に届け出ると大事になったり、近所のウワサの的になったりするのを嫌う人も多いですが、探偵に依頼すればプライバシーや個人情報を伏せて捜査するので、近所や地域の目を気にすることなく行方不明者を探せるのです。

認知症の患者が行方不明になった場合は、行方不明者の体力などを考えると特に、可能な限り早い段階で捜査を始めることが大切です。
警察に届けるかどうかを迷っている間にも発見できる確率は下がるので、人目を気にする人ほど探偵に依頼するという方法があるということを知っておく必要があるでしょう。

まとめ

認知症と診断された人が行方不明になると、体力的な要素もあり、時間が経つにつれて生きた状態で発見することが難しくなります。
認知症と診断されていなくても、認知症の疑いがあったり認知症の症状が出ていたりする場合には、すぐに警察に届け出を提出して行方不明者を探しましょう。

社会で生きていれば、警察に協力を依頼することをためらう人も多いはずです。しかし、探すのを先延ばしにしたり、すぐに帰ってくるだろうと楽観視したりしていると、発見できる確率が下がります。
認知症の患者が行方不明になったら、警察や探偵に相談して早い段階で捜査を開始することが重要なのです。

身近な人が行方不明になったら早く警察に届け出ること、騒ぎを大きくせずに探したい場合は探偵に依頼するなど、周りの人が適切な判断を下すことが大切です。
探偵に依頼すると見つかりやすいということを覚えておき、認知症の患者が行方不明にならないように日々の対策を考えましょう。

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